病態・薬物治療
薬剤師国家試験 第108回 問290
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22 歳女性。身長 163 cm、体重 39 kg。希死念慮があり、市販薬を大量に服 用した。自室でぐったりしているところを母親が発見し、救急搬送となった。部屋 には、 1 箱 20 錠入包装の鎮痛剤( 1 錠中アセトアミノフェン 300 mg 含有)の空 箱 2 箱と 40 錠分の空の PTP シートがあり、アルコール飲料の 350 mL 缶が多数散 乱していた。母親の話から、服用後約 7 時間程度経過していることがわかった。病 院到着時、バイタルサインの大きな問題はなかった。 5 この患者の病態及び治療に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 2, 3
アセトアミノフェンの代謝物が肝細胞を障害している。 / 低栄養がアセトアミノフェンの毒性を増強している。
アセトアミノフェンは通常グルタチオンで無毒化されるが、大量服用時は反応性代謝物N-アセチル-p-ベンゾキノンイミン(NAPQI)が生成過剰となり肝細胞を直接障害する。低栄養状態ではグルタチオン貯蔵量が低下しているため、通常より少ない服用量でも肝毒性が増強される点も本症例のリスク因子として重要である。