通関士試験 第55回 関税法等 第13問
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次の記述は、関税定率法第4条第1項に規定する課税価格の決定の原則に基づき輸入貨物の課税価格を計算する場合に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。すべてを選び、その番号をマークしなさい。
正解と解説
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輸入貨物が輸入港に到着するまでの運送に要する運賃、保険料その他当該運送に関連する費用は課税価格に算入することとされており、「その他当該運送に関連する費用」には、当該輸入貨物につき現実に支払われた又は支払われるべき価格に含まれていない限度において、輸出国において要したコンテナー・サービス・チャージが含まれる。 / 委託販売契約ではない輸入貨物の輸入取引の条件として、買手による当該輸入貨物の再販売に係る収益の一部を買手が売手に支払う取決めがなされている場合において、当該売手に支払う当該収益の一部の額が明らかなときは、当該収益の一部の額は当該輸入貨物の課税価格に含まれる。 / 関税定率法第4条第1項第1号に規定する輸入港までの運賃等は、輸入貨物(同法第4条の6第1項(航空運送貨物等に係る課税価格の決定の特例)に規定する貨物に該当するものを除く。)の運送が、当該輸入貨物の運送契約成立の時以後に、輸出者又は輸入者の責めに帰し難い理由に起因して当該契約に基づく運送方法及び運送経路以外の方法及び経路で運送されたことにより、当該輸入貨物の実際に要した当該輸入港までの運賃等の額が当該輸入貨物の通常必要とされる当該輸入港までの運賃等の額を著しく超えるものである場合には、当該通常必要とされる当該輸入港までの運賃等とすることとされている。
輸入港までの運送費用にはコンテナー・サービス・チャージなど運送に関連する費用が課税価格に含まれること、委託販売でない取引で買手の再販売収益の一部を売手に支払う額が明らかな場合は課税価格に算入されること、及び運送契約成立後にやむを得ない事情で通常と異なる経路をとり実際の運賃が著しく高額となった場合は通常必要とされる運賃を用いることは、いずれも正しい。買手が本邦で製造する権利の対価は原型の課税価格に含まれるとは限らず、生産のため無償提供された燃料の費用は加算要素として課税価格に算入されるため、これらの記述は誤りである。