医師国家試験 第109回 問498
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42歳の男性。人間ドックの腹部CTで異常を指摘されたため来院した。既往歴 に特記すべきことはない。喫煙歴と飲酒歴とはない。身長172cm、体重75kg。脈 拍76/分、整。血圧142/82mmHg。身体所見に異常を認めない。血液所見:赤血 球420万、Hb14.4g/dL、Ht41%、白血球8,000(桿状核好中球10%、分葉核好 中球70%、単球4%、リンパ球16%)。血液生化学所見:空腹時血糖102mg/dL、 HbA1c5.9%(基準4.6〜6.2)、Na141mEq/L、K4.3mEq/L、Cl106mEq/L、ACTH 7pg/mL未満(基準60以下)、コルチゾール11.8ng/dL(基準5.2〜12.6)、アルド ステロン106pg/mL(基準45〜106)、血漿レニン活性2.4pg/mL/時間(基準1.2〜 2.5)。尿中メタネフリン0.11mg/日(基準0.05〜0.23)、尿中ノルメタネフリン0.14 mg/日(基準0.07〜0.26)。人間ドックの腹部単純CT(別冊No.30)を別に示す。 診断に有用な検査はどれか。2つ選べ。

正解と解説
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デキサメタゾン抑制試験 / 131I-アドステロールシンチグラフィ別 冊No. 30
副腎偶発腫瘍においてACTHが感度以下に抑制され、コルチゾールが基準上限付近に保たれている点はサブクリニカルCushing症候群を示唆します。自律的なコルチゾール分泌を証明するにはデキサメタゾン抑制試験が有用で、131I-アドステロールシンチグラフィで腫瘍側への集積と対側の抑制を示せば機能性の裏づけとなります。アルドステロンとレニンは基準内で、尿中カテコールアミン代謝産物も正常のため、副腎静脈採血やカプトプリル負荷試験の優先度は低くなります。