一般問題
医師国家試験 第109回 問488
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57歳の女性。全身性エリテマトーデス〈SLE〉の治療のため入院中である。6週 前に副腎皮質ステロイドとシクロホスファミドとの点滴を受け、現在はプレドニゾ ロン40mg/日とプロトンポンプ阻害薬とを内服している。3日前から腹痛と下痢 とが続いている。意識は清明。体温37.6°C。脈拍96/分、整。血圧140/80mmHg。 呼吸数18/分。口腔内に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部 は膨満し、臍部を中心に強い圧痛がある。筋性防御はない。肝・脾を触知しない。 原因検索のため行った下部消化管内視鏡像(別冊No.24A、B)と粘膜生検のH-E 染色標本(別冊No.24C)とを別に示す。 腹痛と下痢の原因として最も考えられるのはどれか。


正解と解説
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正解 a
サイトメガロウイルス
高用量の副腎皮質ステロイドとシクロホスファミドによる強い免疫抑制下に生じた腹痛と下痢で、内視鏡で打ち抜き様の潰瘍を認め、生検で核内封入体を伴う巨細胞がみられることからサイトメガロウイルス腸炎が最も考えられます。治療にはガンシクロビルなどの抗ウイルス薬を用います。