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Certia
一般問題

医師国家試験 第110回 問141

141 / 500

55歳の女性。飛び降りによる腹部外傷のため救急車で搬入された。1か月前に 胃癌と診断され、ここ数日は絶望して気持ちが不安定になっていた。今朝、自宅マ ンションの8階から飛び降りて受傷した。大量の腹腔内出血があり救命のためには 速やかな開腹止血術が必要である。ショック状態で患者の意識はなく、意思の表示 はできない。患者本人は以前から癌に対する手術治療を拒否していたが、救急車で 付き添って来た夫は開腹止血術や救命治療を希望している。 リスボン宣言に基づく対応はどれか。

正解と解説

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正解 a

速やかに開腹止血術を行う。

リスボン宣言では、意識障害などで意思表示ができない患者に対し緊急に治療を要する場合、患者の推定意思に基づいて同意が得られたものとみなして必要な処置を行うとされています。本例は大量腹腔内出血によるショックで生命に直結する状況であり、速やかな開腹止血術が正当化されます。癌手術の拒否は救命処置の拒否とは別の意思であり、そのまま適用することはできません。

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