一般問題
医師国家試験 第110回 問144
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11歳の男児。転倒して頭部を受傷したために母親に連れられて来院した。30分 前にプールサイドで転倒し右の側頭部から頭頂部を段差の角に打ち付けたとのこと で あ る。来 院 時、意 識 は 清 明。体 温36.2°C。脈 拍92/分、整。血 圧118/80 mmHg。呼吸数20/分。右の側頭部の頭皮に出血を伴う挫傷がある。神経学的所見 に異常を認めない。来院時の頭部エックス線写真8別冊No. 2A:と頭部単純CT8別 冊No. 2B:とを別に示す。その後、外来で頭皮挫傷の消毒処置を行っていたとこ ろ、意識障害が急速に進行し、JCSIII-100、左瞳孔の散大と対光反射消失とをきた したため、気道、呼吸および循環の補助を開始した。 この時点で直ちに行うべき検査はどれか。


正解と解説
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正解 b
頭部CT
頭部打撲後に意識清明期を経て急速な意識障害と一側の瞳孔散大・対光反射消失をきたす経過は、急性硬膜外血腫の増大による鉤ヘルニアを強く示唆します。緊急開頭血腫除去の適応判断のため、まず短時間で撮影できる頭部CTを直ちに再検します。MRIや脳血管撮影は時間がかかり、脳ヘルニア例への腰椎穿刺は禁忌です。