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Certia
必修問題

医師国家試験 第115回 問120

120 / 400

43歳の男性。熱傷のため救急車で搬入された。 現病歴 : 揚げ物の調理中に着衣に着火し、職場の同僚が救急要請した。 既往歴 : 高血圧症と脂質異常症について食事療法中。 生活歴 : 飲食店の調理場で働いている。喫煙は10本/日を10年間、飲酒はビー ルを350mL/日。妻と2人暮らし。 家族歴 : 両親が高血圧症。 現 症 : 意識レベルはJCSII-10。身長170cm、体重70kg。体温37.1°C。心拍 数90/分、整。血圧90/60mmHg。呼吸数36/分。SpO 93%:リザーバー付マスク 10L/分酸素投与下<。頭髪の前面と眉毛が焦げている。顔面、両上肢および胸腹部 に、38%TBSA〈total body surface area〉の II〜III度熱傷を認める。口腔と咽頭の 粘膜には煤が付着していた。嗄声が認められる。 検査所見 : 血液所見:赤血球550万、Hb17.0g/dL、Ht49%、白血球7,200、 血小板30万。血液生化学所見:総蛋白6.1g/dL、AST45U/L、ALT17U/L、 LD499U/L:基準120〜245<、尿素窒素22mg/dL、クレアチニン0.5mg/dL、Na 132mEq/L、K4.4mEq/L、Cl99mEq/L。 搬入時の輸液として適切なのはどれか。

正解と解説

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正解 d

乳酸リンゲル液

広範囲熱傷では毛細血管透過性亢進により大量の血漿成分が第三腔へ移行し、循環血液量減少性ショックに陥るため、初期輸液には細胞外液に近い組成の乳酸リンゲル液を用います。投与量はParkland法などに従い、受傷後24時間の必要量を算出して尿量を指標に調整します。この症例では顔面熱傷、鼻毛の焼け、煤の付着、嗄声から気道熱傷が疑われ、浮腫による気道閉塞に備えて早期の気管挿管も検討します。5%ブドウ糖液は血管内に留まらず、アルブミン製剤は急性期の第一選択とはなりません。

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