必修問題
医師国家試験 第118回 問102
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72歳の男性。不眠を主訴に来院した。1年前から肺癌の治療を受けている。6 か月前に腰椎転移を指摘され、歩行、階段昇降および重い荷物を持ち上げた時に腰 痛を自覚した。1か月前から立作業の時にも時々軽い腰痛が出現した。1週間前か ら痛みのため寝つきが悪くなり、睡眠不足を解消して欲しいと訴えている。 まず疼痛緩和の目標とする痛みはどれか。
正解と解説
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正解 d
睡眠を妨げる痛み
がん疼痛の緩和は、まず夜間の睡眠を妨げる痛みを取り除き、次に安静時痛、最後に体動時痛の軽減という順に段階的に目標を設定するのが原則です。本例も睡眠不足の解消を望んでおり、睡眠を妨げる痛みの緩和を最初の目標とします。体動時に生じる突出痛の完全な消失を初期から目指すと、過量投与による有害事象を招きやすくなります。