必修問題
医師国家試験 第118回 問115
115 / 400
38歳の初産婦(1妊0産)。妊娠32週に上腹部痛のため来院した。来院前日から 頭痛、眼のちかちかする感じ(眼華閃発)、心窩部不快感、手指のこわばり、全身の 浮腫および尿量減少を自覚し、本日は上腹部から右季肋部にかけての疼痛、倦怠感 および悪心を訴えている。脈拍84/分、整。血圧156/102 mmHg。胎児心拍数陣痛 図では異常を認めない。 この患者で低下していることが予測されるものはどれか。
正解と解説
表示する
正解 c
血小板数
妊娠32週で高血圧に加え、頭痛・眼華閃発・心窩部痛という切迫子癇や肝被膜伸展を示唆する症状を呈しており、HELLP症候群を伴う妊娠高血圧腎症が疑われます。HELLP症候群は溶血、肝逸脱酵素上昇、血小板減少を三徴とするため、LDやASTは上昇し、血小板数が低下します。循環血漿量減少により血液は濃縮してヘマトクリットはむしろ上昇し、腎障害を反映して尿蛋白/クレアチニン比も上昇します。