一般問題
医師国家試験 第119回 問164
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98歳の女性。家族から呼吸が止まったと往診依頼があった。5年前に脳梗塞を 発症し、3年前から寝たきりとなり、訪問診療を受けている。本人の意向で積極的 な治療は行わずに在宅看取りの方針であった。1か月前からほとんど食事が摂れな くなり、体重が減少してきた。2週間前から傾眠状態となり、ここ数日は体を揺 すっても反応がなかった。本日未明に依頼があり、早朝に往診した。家族によると 4時間前に呼吸が止まったという。診察を行い、瞳孔散大、呼吸停止および心停止 を確認した。背中にはわずかに死斑が出現し、顎関節には死後硬直が出現してい た。身体に外傷はなく、るいそうと脱水所見を認めた。経過と死体所見から老衰に よる死亡と判断した。 死亡診断書の直接死因欄に記載するのはどれか。
正解と解説
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正解 a
老 衰
死亡診断書の直接死因欄には、死亡に至った一連の病態のうち最終的なものを記載します。本例は98歳で、経過と死体所見から他に死因となる疾患がなく老衰と判断されているため、直接死因には老衰と記載します。死因が明らかである以上「不詳の死」は該当せず、心不全や呼吸不全といった死の様態を示す表現も適切ではありません。