一般問題
医師国家試験 第119回 問380
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35歳の男性。頭部を打撲したため救急外来を受診した。約1時間前に運動中に 転倒し後頭部を打撲した。受傷時に意識消失は認めなかった。来院時、意識は清 明。1軽度の頭痛と2後頸部痛を訴えている。身長168cm、体重65kg。3体温 37.3°C。脈拍76/分、整。血圧124/78 mmHg。呼吸数20/分。神経診察で脳神経 系に異常を認めず、四肢の麻痺も認めないが、4打撲時から現在までの記憶がな い。5打撲部位の圧痛を認めたが、同部位に肉眼的な異常は認めなかった。 下線部のうち、頭部CTを行うべき所見はどれか。
正解と解説
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正解 d
4
頭部外傷でCT撮影を検討する危険因子には、意識障害、健忘、繰り返す嘔吐、頭蓋底骨折や陥没骨折を疑う所見、高齢、抗凝固薬内服などがあります。本例では受傷時から現在までの記憶が欠如しており、外傷後健忘は頭蓋内損傷を示唆する所見としてCTの適応となります。軽度の頭痛や後頸部痛、微熱、打撲部の圧痛のみでは、単独ではCTの適応となりません。