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Certia
一般問題

医師国家試験 第119回 問381

381 / 400

78歳の女性。左季肋部痛を主訴に来院した。6年前から脾臓原発の悪性リンパ 腫に対して薬物による抗癌治療を継続しているが再発を繰り返しており、薬物によ る抗癌治療を行わない方針となった。1週間前から悪性リンパ腫による癌性疼痛に 対してモルヒネの経口投与を開始したが疼痛が強くなり入院した。意識は清明。体 温36.8°C。脈拍74/分、整。血圧132/78 mmHg。呼吸数14/分。SpO 96%(room air)。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟。左季肋下に脾を4cm 触知し、圧痛を認める。腹部CTで再発による脾臓の腫大を認めている。入院後、 嚥下障害が出現し内服が困難となったためモルヒネ経口投与を中止し、モルヒネ皮 下注射を開始した。 注意すべき症状や徴候はどれか。2つ選べ。

正解と解説

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正解 b, e

便 秘 / 呼吸数低下

モルヒネの副作用のうち便秘は消化管のオピオイド受容体を介して起こり、耐性が形成されないため投与中は継続的に下剤による対策が必要です。また皮下注射は経口投与に比べて生体内利用率が高く、換算では経口の約2分の1から3分の1の量が同等となるため、換算を誤ると過量となり呼吸抑制による呼吸数低下をきたします。発熱や口内炎、皮膚潰瘍はモルヒネに特徴的な有害事象ではありません。

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