状況設定問題
看護師国家試験 第113回 問98
98 / 240
A さん(72 歳、女性)は、1人で暮らしている。小学校の教員を定年退職後、書道 教室に月2回、体操教室に月1回通っている。20 年前に高血圧症と診断され、月に 1回かかりつけの病院を受診し、内服治療をしている。6か月前から、A さんは病 院の受診日を間違えたり、書道教室の日時を忘れることがあり、かかりつけの医師に 相談した。A さんは認知症専門医を紹介され、Mini-Mental State Examination 〈MMSE〉18 点で、軽度のAlzheimer〈アルツハイマー〉型認知症と診断された。 診断から2か月後、かかりつけの病院の看護師に A さんは「50 年以上住んでい るこの土地で、できるだけ他人の迷惑にならず生活を続けたいと思って貯金もして きました。私は軽い認知症だと言われたのですが、これからも自分でお金の管理が できるか心配です。どうしたらよいのでしょうか。私が使えるサービスがあれば知 りたいです」と話した。 A さんが利用できるのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 4
日常生活自立支援事業
日常生活自立支援事業は社会福祉協議会が実施し、認知症高齢者や知的障害者などで判断能力が不十分な人に対し、福祉サービスの利用援助、日常的な金銭管理、通帳や証書の預かりを行う制度です。契約を結べる程度の判断能力があるAさんの、お金の管理が不安という訴えに合致します。判断能力が著しく低下した場合は成年後見制度へ移行します。