一般問題
歯科医師国家試験 第112回 問176
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40歳の男性。下唇のしびれを主訴として来院した。3日前に他院で下顎右側智 歯を抜去し、その後に生じたという。触覚検査と二点識別検査の結果、オトガイ部 と下唇の一部は健側と比べて閾値が上昇していた。初診時に閾値の上昇がみられた 範囲を印記した顔貌写真(別冊No. 34A と抜歯後のエックス線画像(別冊No. 34B を別に示す。 適切な処置はどれか。1つ選べ。


正解と解説
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正解 d
ビタミンB の投与
下顎智歯抜去後に生じた下歯槽神経・オトガイ神経の知覚鈍麻は、神経の断裂ではなく圧迫や挫滅による軸索の障害が多く、多くは保存的に回復します。末梢神経の髄鞘形成と軸索再生を促すビタミンB12(メコバラミン)の投与が第一選択となります。神経縫合は断裂が確認された場合の処置であり、カルバマゼピンは三叉神経痛など発作性の疼痛に用いる薬剤です。