一般問題
歯科医師国家試験 第112回 問168
168 / 360
52歳の女性。左側頰部の違和感を主訴として来院した。1年前から上顎左側第 一小臼歯に痛みがあったが、そのままにしていたという。左側頰部に熱感と腫脹は ない。検査の結果、抗菌薬投与と抜歯を行い、上顎洞と交通が認められたため洞内 洗浄を実施した。初診時の口腔内写真(別冊No. 26A 、エックス線画像(別冊No. 26B 及びCT(別冊No. 26C を別に示す。 その後、口腔と上顎洞の交通を閉鎖できると判断する要件はどれか。2つ選べ。



正解と解説
表示する
正解 b, d
排膿の消失 / 患側の自然孔の再開通
口腔上顎洞瘻の閉鎖は、上顎洞内の感染が鎮静化していることが前提となります。洗浄液や洞内からの排膿が消失していること、そして中鼻道への自然孔が再開通して洞内の分泌物が生理的に排泄される状態になっていることが閉鎖手術に踏み切る要件です。上顎洞粘膜の肥厚が続いている場合は炎症が残存していることを意味し、閉鎖しても再発の危険があります。