一般問題
歯科医師国家試験 第113回 問329
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73歳の女性。義歯が当たって痛いことを主訴として来院した。7年前に下顎部 分床義歯を製作し問題なく使用していたが、最近になって嚙みしめると下顎右側舌 側部に疼痛が生じるようになったという。検査の結果、支台装置の適合に問題はな かった。初診時の義歯装着時の口腔内写真(別冊No. 14A 、義歯撤去時の口腔内写 真(別冊No. 14B 及び手圧による適合試験の写真(別冊No. 14C を別に示す。 原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。



正解と解説
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正解 d
義歯の回転沈下
支台装置の適合に問題がなく床の適合試験でも問題が示されない一方、咬みしめたときだけ舌側部に疼痛が生じる点から、遊離端義歯が咬合圧により支台歯を支点として回転しながら沈下していることが原因と考えられます。回転沈下によって義歯床や大連結子が顎堤・粘膜を圧迫し、疼痛を生じます。人工歯の咬耗や維持力低下では咬合時の限局した疼痛は説明できません。