一般問題
歯科医師国家試験 第113回 問332
332 / 360
35歳の女性。上顎左側小臼歯部の動揺を主訴として来院した。6か月前から自 覚していたがそのままにしていたという。歯周基本治療後に症状が改善されなかっ たためフラップ手術を行い、骨欠損形態を確認した。初診時の口腔内写真(別冊No. 16A 、エックス線画像(別冊No. 16B 及び術中の写真(別冊No. 16C を別に示す。 歯周基本治療後の再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。 唇頰側* 3 3 5 5 3 4 4 3 5 歯 種 3 4 5 口蓋側* 3 3 5 6 3 4 4 5 5 動揺度** 0 1 0 * :プロービング深さ(mm 〇印:プロービング時の出血 ** :Millerの判定基準 術中の所見を踏まえ、次に行う処置はどれか。2つ選べ。



正解と解説
表示する
正解 a, d
自家骨移植 / FGF-2製剤の応用
フラップ手術で確認された骨欠損が垂直性で骨壁に囲まれた形態であれば、歯周組織再生療法の適応となります。自家骨移植は骨形成能をもつ移植材として欠損部を填塞し、塩基性線維芽細胞増殖因子であるFGF-2製剤は歯根膜由来細胞や未分化間葉系細胞の増殖と血管新生を促してセメント質・歯根膜・歯槽骨の再生を誘導します。歯槽骨切除は支持骨をさらに失わせ、歯肉結合組織移植は根面被覆、オドントプラスティーは根分岐部への処置で本症例には適しません。