薬剤
薬剤師国家試験 第101回 問275
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54歳女性。2年前に高血圧及びうっ血性心不全と診断され、以下の処方に よる薬物治療を受け、状態は安定していた。 昨日、食欲不振と吐き気を訴え受診し、緊急入院となった。ジゴキシンの血中濃 度を測定したところ、2.2ng/mLであった。持参薬確認のため薬剤師が面談した ところ、鼻水が出て喉が痛いなど風邪気味の症状のため1週間前に近医を受診し、 そこで処方された薬を服用しているとのことであった。 (処方) ジゴキシン錠 0.25mg 1回1錠(1日1錠) リシノプリル錠 10mg 1回1錠(1日1錠) 1日1回 朝食後 28日分 この患者で起きている相互作用として可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 4, 5
P-糖タンパク質によるジゴキシンの排泄が抑制された。 / 腸内細菌叢への影響によりジゴキシンの不活化が抑制された。
マクロライド系抗菌薬であるクラリスロマイシンは腸管や腎尿細管に存在するP糖タンパク質を阻害してジゴキシンの排泄を抑制するとともに、ジゴキシンを不活性化する腸内細菌叢の働きを抑制することで血中濃度を上昇させる。ジゴキシンはCYP3A4でほとんど代謝されないため、CYP3A4を介した相互作用の関与は乏しい。