薬理
薬剤師国家試験 第102回 問254
254 / 345
68歳女性。脳 塞で1ヶ月間入院した後退院し、以下の処方箋を持って薬 局を訪れた。 (処方) クロピドグレル錠 75mg 1回1錠(1日1錠) エナラプリルマレイン酸塩錠 5mg 1回1錠(1日1錠) ラベプラゾール Na錠 10mg 1回1錠(1日1錠) フェノフィブラート錠 80mg 1回2錠(1日2錠) 1日1回 朝食後 28日分 いずれの処方薬の薬理作用にも該当しないのはどれか。1つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 1
フリーラジカルを消去し、酸化的ストレスによる神経細胞の障害を抑制する。
本処方のクロピドグレル(抗血小板薬)、エナラプリル(ACE阻害薬)、ラベプラゾール(プロトンポンプ阻害薬)、フェノフィブラート(フィブラート系薬)のいずれも、フリーラジカルを消去し酸化ストレスによる神経細胞障害を抑制するという神経保護的な薬理作用は持たない。エナラプリルはキニナーゼII阻害によりブラジキニン分解を抑制し、ラベプラゾールはH+,K+-ATPaseを阻害し、フェノフィブラートはPPARαを刺激しHDL-Cを増加させ、クロピドグレルは活性代謝物が血小板ADP受容体を遮断するため、これらは各処方薬の作用に該当する。