病態・薬物治療
薬剤師国家試験 第102回 問289
289 / 345
38歳女性。肺結核と腰痛に対して以下の薬剤を服用していた。今回、同じ 薬剤が処方されたが、最近、「新聞が読みにくくなった」などの視力障害を訴えた。 (処方1) リファンピシンカプセル 150mg 1回3カプセル(1日3カプセル) 1日1回 朝食前 14日分 (処方2) イソニアジド錠 100mg 1回3錠(1日3錠) ピラジナミド原末 1回 1.5g(1日 1.5g) エタンブトール塩酸塩錠 250mg 1回3錠(1日3錠) 1日1回 朝食後 14日分 (処方3) ロキソプロフェン Na錠 60mg 1回1錠 腰痛時 5回分(5錠) 本症例の病態と薬物治療に関する説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 3, 5
飲み忘れなど不規則な抗結核薬の服用は、結核菌が薬剤耐性を獲得する原因となる。 / 唾液や涙液が橙赤色になることがある。
不規則な服薬により血中の抗結核薬濃度が有効域を下回る期間が生じると、結核菌が薬剤に曝露されながら生き残ることで薬剤耐性を獲得しやすくなるため、服薬アドヒアランスの維持が治療上重要である。またリファンピシンは体液を橙赤色に着色させる特徴的な副作用があり、視力障害を訴えている場合はエタンブトールによる視神経障害が疑われるため原因薬を中止すべきで、安易な再開は避けるべきである。