実務
薬剤師国家試験 第110回 問226
226 / 345
34 歳女性。この女性の 12 歳の娘に市からヒトパピローマウイルス (HPV)ワクチン接種についてのお知らせが届いた。娘は HPV ワクチンの接種歴 がない。この女性は HPV ワクチンの説明を聞くため、市から送られた下の成分表 を含む資料を持って娘と一緒にかかりつけ薬局に来局した。その HPV ワクチンの 成分、投与方法、そして免疫応答を高める成分(アジュバント)が入っていること などを、下の成分表を確認しながら薬剤師が説明した。 HPV ワクチンの成分表 HPV ワクチンの成分 分量 薬効成分 ヒトパピローマウイルス 16 型 L1 タンパク質ウイルス様 20 ng 粒子 ヒトパピローマウイルス 18 型 L1 タンパク質ウイルス様 20 ng 粒子 添加物A 3–脱アシル化–4'–モノホスホリルリピッド A 50 ng (リポ多糖誘導体) 添加物B 水酸化アルミニウム懸濁液(アルミニウムとして) 500 ng その他の 塩化ナトリウム(等張化剤)、リン酸二水素ナトリウム(緩衝剤)、 添加物 pH 調節剤 31 このワクチンに関する説明として正しいのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 2, 3
子宮頸がんを予防するものです。 / 筋肉注射で接種します。
このHPVワクチンはウイルス様粒子(VLP)を抗原とする不活化(遺伝子組換え)ワクチンであり、弱毒生ワクチンではありません。子宮頸がんの主要な原因であるHPV16型・18型の感染を防ぐことで子宮頸がんを予防する目的で用いられ、筋肉内注射で接種します。標準的な接種は複数回(2~3回)のスケジュールで行われ1回では完了せず、また既にHPVに感染した後の接種では既感染型に対するがん予防効果は期待できません。