必修問題
医師国家試験 第109回 問256
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36歳の初妊婦。妊娠28週。昨夜からの反復する腹痛を主訴に来院した。これま での妊婦健康診査では特に異常を指摘されていなかった。1週前から腹部緊満感を 自覚していた。子宮底長36cm、腹囲95cm。下腿に軽度の浮腫を認める。腟鏡診 で分泌物は白色少量。内診で子宮口は閉鎖している。経腟超音波検査で頸管長 10mm、内子宮口の楔状の開大を認める。腹部超音波検査で胎児に明らかな形態異 常はなく、胎児推定体重は1,100g、羊水指数〈AFI〉38cm(基準5〜25)。胎児心 拍数陣痛図で10分周期の子宮収縮を認め、胎児心拍数波形に異常を認めない。 治療として適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 b
経腹的羊水除去
子宮底長が週数に比して大きく、羊水指数38cmと著明な羊水過多を認め、その子宮伸展により子宮収縮と頸管短縮をきたして切迫早産に至っていると考えられます。妊娠28週で児は未熟であり、まず経腹的に羊水を除去して子宮内圧を下げることが症状の緩和と妊娠期間の延長につながります。NSAIDsは羊水量を減らしますが胎児動脈管の早期収縮を招くため、この週数での使用は慎重を要します。