必修問題
医師国家試験 第109回 問257
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34歳の女性。1回経妊1回経産婦。妊娠39週に陣痛発来し入院した。妊娠中の 異常は指摘されていない。陣痛開始7時間後に児を娩出するまでの経過に異常はな かった。児娩出30分後に胎盤が娩出したが、直後から強い下腹部痛と大量の性器 出血とがみられた。呼吸困難はない。意識は清明。脈拍104/分、整。血圧104/62 mmHg。呼吸数18/分。腹部の触診で子宮底を触れない。内診で腟内に手拳大の充 実性腫瘤を触れる。腹部超音波検査で腹腔内に液体貯留を認めない。この時点まで の外出血量は1,400mLで、性器出血は次第に減少してきているが下腹部痛は持続 している。輸液を開始するとともに、輸血の準備を開始した。 次に行う対応として適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 a
子宮整復
胎盤娩出直後に強い下腹部痛と大量出血が生じ、腹部で子宮底を触知できず腟内に手拳大の腫瘤を触れることから子宮内反症と考えられます。放置すると出血性ショックと迷走神経反射により急速に悪化するため、輸液・輸血を行いながら直ちに用手的に子宮を整復することが最優先の対応です。整復後は子宮収縮薬を投与して再発を防ぎます。