本文へスキップ
Certia
必修問題

医師国家試験 第109回 問264

264 / 500

30歳の女性。自閉的な生活を心配した両親に伴われて来院した。17歳ころ、周 りの人が自分を避けるのは変な臭いがしているからだと言い始め、自室に閉じこも るようになったため精神科で治療を受けた。治療によって外出できるようになり作 業所に通所していた。28歳ころから幻聴が出現し「噂話をされている。何かやろ うとするといちいち文句を言われる」と言うようになり、再び外出することはなく なり、哲学書を繰り返し読むだけの生活になっていた。3か月前からは通院せず、 服薬もしなくなったため、両親が転医を希望し新たな医療機関を受診した。診察時 は感情表出に乏しく受動的で、断片的に幻覚や妄想を思わせる訴えが認められる。 身体所見に異常を認めない。 この患者に対する心理・精神機能検査として有用でないのはどれか。

正解と解説

表示する
正解 c

Mini-Mental State Examination〈MMSE〉

10年以上の経過で幻聴、被害妄想、感情の平板化と自閉的生活を呈しており統合失調症と考えられます。Mini-Mental State Examinationは認知症のスクリーニング検査であり、認知症を疑う所見のない本例では有用性が低いといえます。精神症状の重症度評価にはBPRS、実行機能や前頭葉機能の評価にはWCST、人格・心理面の把握にはバウムテストやMMPIが用いられます。

AI に聞く

AI のボタンを押すと、問題文と解答を入れたプロンプトをコピーしてから各サービスを開きます。入力欄に自動で入らない場合は貼り付けてください。