一般問題
医師国家試験 第110回 問371
371 / 500
38歳の女性。左下£の潰瘍を主訴に来院した。3か月前から母指頭大の紅色結 節が出現し、中央が潰瘍化した。自宅近くの医療機関で抗菌薬を処方されたが、潰 瘍がさらに拡大したため受診した。左下£の写真(別冊No. 11)を別に示す。一般細 菌、真菌および抗酸菌培養はいずれも陰性であった。皮疹部の病理組織所見では真 皮全層に好中球浸潤がみられるが血管炎像はない。 この患者で合併を疑うべき疾患はどれか。2つ選べ。

正解と解説
表示する
正解 b, e
潰瘍性大腸炎 / 骨髄異形成症候群〈MDS〉別 冊No. 11
抗菌薬に反応せず拡大する潰瘍で、培養は陰性、病理で血管炎を伴わない真皮全層の好中球浸潤を認める所見は壊疽性膿皮症に合致します。本症は約半数で基礎疾患を伴い、潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患と骨髄異形成症候群を含む血液疾患が代表的です。したがってこれらの合併検索が必要になります。