一般問題
医師国家試験 第110回 問367
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12歳の男児。学校に行けないことを主訴に両親とともに来院した。4月に中学 校に入学したが、5月初めから朝、頭痛や腹痛を訴えて学校を休み始め、7月から は全く登校できなくなった。夜寝る前には「明日は学校に行く」と言って準備をす る。両親が登校を促し付き添うと、校門までは行くものの校内に入ることはできな い。外出はしないが家では趣味などをして過ごしている。近くの診療所を受診し身 体的な検査を受けたが異常は認められず、診療所からの紹介もあって受診した。受 診時、礼節は保たれ、応答も適切である。本人は「学校に行かなくてはいけないと 思うが、行けない」と述べる。 現時点での対応として適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 e
無理に登校させないよう親を指導する。
登校の意思はあるのに身体症状を伴って登校できず、家庭では落ち着いて過ごし、器質的疾患も除外されている状況は不登校の典型像です。無理に登校を促すと不安が強まり長期化しやすいため、まず親に登校を強制しないよう助言し、本人の安全な居場所を確保しながら学校や関係機関と連携して段階的な復帰を図ります。薬物療法や入院を先行させる段階ではありません。