必修問題
医師国家試験 第111回 問102
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77歳の女性。持続性の上腹部痛を主訴に来院した。3か月前から食欲不振を認 め、精査の結果、胃癌とその肝転移であると診断された。抗癌化学療法などの積極 的な治療を希望せず、経過観察することとなった。3週間前から上腹部痛が出現 し、次第に増強した。外来で非ステロイド性抗炎症薬〈NSAIDs〉が投与され一時的 に疼痛は軽減したが、2日前から再び増悪したため受診した。疼痛コントロール目 的でオピオイドの投与を開始することとなった。 対応として適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 a
緩下薬を併用する。
オピオイドによる便秘は耐性が形成されずほぼ全例に生じるため、投与開始と同時に緩下薬を予防的に併用します。悪心・嘔吐は数日で耐性ができるため制吐薬で対応し中止する必要はありません。NSAIDsは作用機序が異なるため併用を続け、この症例の内臓痛主体の疼痛に神経障害性疼痛治療薬は必須ではなく、経口摂取が可能なうちは経口投与から開始します。