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Certia
必修問題

医師国家試験 第111回 問104

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20年前、機械工場から化学物質が大気中に流出した。直後から地域で気管支喘 息様の症状を訴える者がみられたが、一時的な流出で数か月後には症状を訴える者 はいなくなった。当時の調査では、個人の曝露量と急性の気管支喘息様症状の有病 率とに相関が認められた。最近になって、この物質に曝露すると5年後から肝臓悪 性腫瘍による死亡率が増加することが海外で報告された。このため、所管する地方 自治体が周辺住民への健康影響を再評価することとなった。当時の個人の曝露量の データは自治体に保管されている。 健康影響の評価のために最初に着手するのはどれか。

正解と解説

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正解 c

この地域の肝臓悪性腫瘍による死亡率を調べる。

既に曝露は終了しており曝露量のデータも保管されているため、まず行うべきは記述疫学として当該地域の肝臓悪性腫瘍による死亡率を把握し、他地域や全国と比較して過剰があるかどうかを確認することです。過剰が示唆されれば、保管された個人曝露量データを用いた後ろ向きコホート研究などに進みます。当時の資料の破棄は行ってはならず、現在の大気濃度測定は過去の曝露評価にはなりません。

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