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Certia
一般問題

医師国家試験 第113回 問155

155 / 400

70歳の男性。腎機能低下のため来院した。20年前から健診で尿蛋白と尿潜血を 指摘されている。 年前から腎機能低下を指摘された。 か月前の定期検査で腎機 能がさらに低下していたため、腎代替療法の準備を勧められて受診した。55歳時 に急性心筋梗塞の既往があり、左室収縮能の低下 左室駆出率35% がある。アス ピリン、アンジオテンシン変換酵素ÜACEÞ阻害薬およびβ遮断薬を内服している。 61歳時に交通外傷で脾臓摘出と小腸部分切除を受け、その後癒着性イレウスで 回開腹歴がある。65歳から糖尿病を指摘されて経口糖尿病薬を服用している。身 長160cm、体重80kg。脈拍72/分、整。血圧120/86mmHg。腹部は平坦、軟で、 心窩部から臍下部にかけて手術痕がある。両下&に浮腫を認める。認知機能は正常 で、神経診察に異常を認めない。尿所見:蛋白 +、糖 安 、潜血 +、沈渣で多 彩な変形赤血球と顆粒円柱を認める。 日尿量2,050mL。血液所見:赤血球358 万、Hb10.5g/dL、Ht31%、白血球5,700、血小板28万。血液生化学所見:総蛋 白6.6g/dL、アルブミン3.5g/dL、尿素窒素50mg/dL、クレアチニン5.1 mg/dL、eGFR mL/分/1.73m2、HbA1c7.0% 基準4.6〜6.2 、Na142mEq/L、 K4.5mEq/L、Cl103mEq/L。 腎代替療法についての説明で適切なのはどれか。

正解と解説

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正解 e

「大きな腹部手術の既往があるので腹膜透析は適しません」

本例は交通外傷による開腹手術と癒着性イレウスによる複数回の開腹歴があり、腹腔内の癒着が高度と考えられます。癒着があると腹膜透析用カテーテルの留置や透析液の貯留・排液が困難で、有効な腹膜透析が行えないため適応となりません。左室駆出率の低下例では循環動態への負担が少ない腹膜透析はむしろ利点があり、糖尿病やアスピリン内服は禁忌ではなく、血液透析は尿量ではなく腎機能と尿毒症症状で導入時期を判断します。

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