一般問題
医師国家試験 第113回 問161
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76歳の男性。記憶障害を心配した妻に付き添われて来院した。妻によると か 月前に、呼びかけても返事がなく宙を見つめるようなことが初めてあった。その 後、同様の症状を月に 、 回目撃している。症状発現時には、口をもぐもぐした り、手指を不規則に動かしたりするような動作がみられることもある。数分で回復 することが多いが、その時のことを本人に尋ねても、何も覚えていない。本人は 「妻から言われたことを全く覚えていないので、認知症ではないかと不安です」と述 べている。かかりつけ医の処方には降圧薬があるが、睡眠薬や抗精神病薬は含まれ ていない。体温36.3°C。脈拍72/分、整。血圧128/76mmHg。心音と呼吸音とに 異常を認めない。Mini-Mental State ExaminationÜMMSEÞ29点 30点満点 。神経 診察に異常を認めない。尿所見、血液所見および血液生化学所見に異常を認めな い。頭部MRIに異常を認めない。 次に行うべき検査はどれか。
正解と解説
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正解 a
脳 波
動作が止まって宙を見つめ、口をもぐもぐさせる自動症を伴い、数分で回復するが本人はその間の記憶がないという発作性の症状は、側頭葉を中心とする焦点意識減損発作を示唆します。MMSEは29点と認知機能は保たれ、頭部MRIにも異常がないことから、次に行うべきは発作波を捉える脳波検査です。MIBG心筋シンチグラフィはLewy小体型認知症やParkinson病の評価に用いる検査です。