必修問題
医師国家試験 第113回 問294
294 / 400
70歳の男性。胸部異常陰影の精査のため入院した。かかりつけ医で撮られた胸 部エックス線写真で、右肺に悪性腫瘍と考えられる腫瘤性病変を認めたため、精査 目的で紹介されて入院した。 年前から歩き方が小刻みになり、しばしば転倒する ようになったという。意識は清明。脈拍60/分、整。血圧126/78mmHg。心音と 呼吸音とに異常を認めない。神経診察では、両側性に振戦および筋強剛、動作緩慢 を認めるが、姿勢反射は保たれておりHoehn&Yahrの分類はII度である。改訂長 谷川式簡易知能評価スケールは26点;30点満点=である。 入院時の転倒予防対策として適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 d
ベッド周囲に離床センサーを設置する。
Parkinson病により小刻み歩行と易転倒性があり、姿勢反射は保たれているものの入院という環境変化で転倒リスクが高まります。離床センサーを設置して患者が動き出した時点でスタッフが介助に入る方法は、患者の自由を制限せずに転倒を予防でき適切です。身体拘束や施錠は身体機能低下やせん妄を招き、原則として認められません。