一般問題
医師国家試験 第118回 問176
176 / 400
11歳の男児。学校に行けないことを主訴に父親に連れられて来院した。乳幼児 期の発達は順調だった。就学時から文字を書くことが苦手だったが、ひらがなとカ タカナは書けており、成績も中等度を保っていた。小学3年生から漢字の書き取り のミスが目立つようになり、何度学習しても習得できなかった。黒板を書き写すの に時間がかかるため、最近は授業についていけなくなり、次第に登校できない日が 増えている。友人関係におけるトラブルはない。 診断はどれか。
正解と解説
表示する
正解 b
限局性学習障害
全般的な知的能力や社会性は保たれているにもかかわらず、書字とくに漢字の習得だけが著しく困難で学業に支障をきたしており、限局性学習障害(書字表出の障害)が考えられます。友人関係のトラブルがない点は自閉スペクトラム症や注意欠如多動性障害と異なります。タブレット端末や板書の撮影といった合理的配慮が有効です。