一般問題
医師国家試験 第118回 問178
178 / 400
職員500人の工場内でX工程に従事している職員の間で肝血管肉腫が多発して いるという報告を産業医が受けた。10年前の工場開設以来、職員の異動はなく同 じ職場に継続して勤務している。直ちに全職員の肝血管肉腫検診を行うとともに人 事記録を基に(A)X工程に配置されていた職員50人と(B)X工程に配置されたこ とがない職員450人の2グループを特定し、過去の健康診断結果および医療機関受 診状況を確認した。(A)グループで6人が肝血管肉腫に罹患していたのに対し、 (B)グループで1名が罹患していたことが明らかとなった。 実施した調査の研究デザインはどれか。
正解と解説
表示する
正解 b
後向きコホート研究
すでに蓄積されている人事記録を用いて過去の曝露状況(X工程への配置の有無)で2群に分け、その後の疾病発生を過去にさかのぼって追跡しているため、後向き(歴史的)コホート研究にあたります。症例対照研究は疾病の有無で群分けして曝露を遡って比較する点が異なります。