一般問題
医師国家試験 第118回 問381
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70歳の男性。交通外傷のため救急車で搬入された。歩行中に乗用車にはね飛ば されたため救急車で搬送された。搬入時、呼びかけに応答しないが痛み刺激に対し 腕をはらいのける。体温36.0°C。心拍数120/分、整。血圧130/70 mmHg。呼吸 数40/分。SpO 90%(リザーバーマスク10L/分 酸素投与下)。体格は肥満型。心 電図モニターと連続測定血圧計を装着した。動脈血ガス分析(リザーバーマスク 10L/分 酸素投与下):pH7.15、PaCO 50Torr、PaO 60Torr、HCO−20 mEq/L、 2 2 3 BE-8.0mEq/L、Hb9.0g/dL、Ht30%。SpO 80%(リザーバーマスク10L/分 酸素投与下)に低下したので、用手換気を試みるが胸が上がらない。経口エアウェ イを挿入し下顎挙上を行うが、胸が上がらない。気管挿管を試みるが、声門が直視 できず挿管困難であった。頸動脈は触知可能であった。 直ちに行うのはどれか。
正解と解説
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正解 d
輪状甲状靱帯切開
マスク換気も気管挿管もできない「換気不能・挿管不能」の状態であり、低酸素血症が持続すれば数分で心停止に至ります。ためらわず輪状甲状靱帯切開(穿刺)による外科的気道確保に移行することが救命につながります。頸動脈が触知できているため胸骨圧迫の適応ではありません。