一般問題
医師国家試験 第120回 問185
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43歳の女性。3妊3産(今回の分娩を含む)。妊娠39週2日、無痛分娩目的に入 院した。35歳と38歳時に経腟分娩、40歳時に腹腔鏡下子宮筋腫核出術を受けてい る。分娩誘発し、経腟分娩1時間後、不穏症状を認めた。心拍数140/分、整。血 圧68/36 mmHg。SpO 97%(room air)。分娩に伴う外出血量は900mL。腟鏡診で は子宮内からの出血は少量であった。経腹超音波検査で子宮内に胎盤遺残や血液貯 留を認めず、A、B、Cの領域(別冊No. 3)に大量の液体貯留を認めた。 適切な処置はどれか。2つ選べ。

正解と解説
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正解 a, b
輸血療法 / 開腹止血術
経腟分娩後に頻脈と低血圧というショック徴候を呈する一方、外出血量に見合わず子宮内からの出血は少量で、腹腔内に大量の液体貯留を認めることから、腹腔内出血が示唆されます。子宮筋腫核出術後の子宮破裂や産道・広間膜内の血腫などが原因として考えられ、循環を維持するための輸血療法とともに、速やかな開腹による止血術が必要です。双手子宮圧迫や子宮腔内バルーンタンポナーデ、子宮動脈塞栓術は弛緩出血など子宮からの出血に対する処置であり、本例の腹腔内出血には対応できません。