一般問題
医師国家試験 第120回 問184
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82歳の男性。脳梗塞による左片麻痺、脳血管性認知症のため入院中である。寝 たきりの状態で経口摂取が困難であり、1経鼻経管栄養を行っている。右胸部違和 感を訴え、今朝血痰を認めた。既往歴に慢性閉塞性肺疾患、脂質異常症、高血圧症 および完全房室ブロックがある。過去の胸部単純CTでは2気腫性変化が著明で あった。また3大動脈の石灰化を指摘されており、4心臓ペースメーカ植え込み術 を受けている。喫煙は20本/日を52年間。意思疎通は可能であるが、5絶えず右 半身を動かしておりじっとしていられない。胸部エックス線写真で右肺野に結節影 が疑われる。原因検索のため、胸部単純CTを行うこととした。 下線部のうち、この患者の胸部単純CTで、アーチファクトの原因となるのはど れか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 d, e
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CTでは金属など高吸収の物質があると光子不足やビームハードニングによりストリーク状のアーチファクトが生じるため、心臓ペースメーカの本体やリードは胸部CTでアーチファクトの原因となります。また撮影中にじっとしていられず体動があると、位置ずれによるモーションアーチファクトが生じます。経鼻経管栄養チューブは細く影響が小さく、気腫性変化や大動脈の石灰化は画像所見そのものであってアーチファクトの原因ではありません。