必修問題
医師国家試験 第120回 問301
301 / 400
40歳の女性。突然の胸痛と呼吸困難を主訴に救急車で搬入された。意識レベル はJCSII-10。身長168cm、体重60kg。体温36.9°C。心拍数120/分、整。血圧 80/60 mmHg。呼吸数30/分。SpO 91%(リザーバー付マスク10L/分 酸素投与 下)。毛細血管再充満時間3秒。皮膚はチアノーゼを認める。眼瞼結膜に貧血を認 めない。頸静脈の怒張を認める。呼吸音は左前胸部で消失し、打診で左胸部に鼓音 を認める。胸部エックス線写真(別冊No. 2)を別に示す。 まず行うのはどれか。

正解と解説
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正解 a
胸腔ドレナージ
突然の胸痛と呼吸困難に加え、患側の呼吸音消失と鼓音、頸静脈怒張、血圧低下と頻脈というショック所見がそろっており、緊張性気胸と判断されます。胸腔内圧の上昇が静脈還流を妨げているため、画像確認を待たずに胸腔穿刺による脱気と胸腔ドレナージで速やかに減圧することが救命につながります。陽圧換気は胸腔内圧をさらに高め、病態を悪化させます。