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Certia
必修問題

医師国家試験 第120回 問306

306 / 400

56歳の女性。大腸癌の末期で在宅療養中である。夫と2人暮らし。訪問診療の 開始時に本人および同居している夫と話し合い、心肺蘇生処置をしない方針 (DNAR)で合意され診療録に記載してある。徐々に全身状態は悪化し、数日前から 食事量が低下していた。昨日に意識がもうろうとしたため往診したところ、収縮期 血圧が80 mmHg台に低下し、尿量が減少していた。 今朝、呼吸が停止している と夫から連絡があった。1時間後患者を診察し、呼吸停止と瞳孔散大を確認した。 夫にDNARの方針は変わっていないことを確認したが、別居の息子から心肺蘇生 処置を希望された。 息子への説明で適切なのはどれか。

正解と解説

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正解 d

「お母さんの意思(DNAR)を尊重しましょう」

本人と同居家族との話し合いでDNARの方針が確認され診療録にも記載されており、すでに呼吸停止と瞳孔散大を認めて死亡に至っています。この時点で心肺蘇生を行う医学的意義はなく、事前に表明された本人の意思を尊重することを、動揺している息子に丁寧に説明するのが適切です。同時に、家族の心情に配慮したグリーフケアも重要になります。

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