状況設定問題
助産師国家試験 第104回 問41
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A さん(64 歳、女性)は夫が昨年に他界し、3人の子どもと別居しており現在1人 暮らしである。婦人科外来を受診し「昨年から軟らかいかたまりが腟のところに触れ られる。押すと戻るがまた出てきて困っている。下着とこすれて、おりものが多い」 と訴えた。診察の結果、A さんは膀胱下垂を中心とした骨盤臓器脱と診断された。A さんはペッサリーによる矯正を行うことになり、助産師が保健指導を実施することと なった。 助産師が「骨盤内の臓器を支える力が弱くなると、一部が腟内に垂れたり、腟口 から脱出して、触れることがあります」と説明すると、A さんから「私の場合は何 が触れているのか知りたい」と質問があった。 A さんへの回答として、適切な部位はどれか。
正解と解説
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正解 3
腟前壁
膀胱下垂(膀胱瘤)では膀胱に接する腟前壁が下垂して腟内に膨隆し、進行すると腟口から脱出します。したがって本人が触れているのは腟前壁にあたります。子宮頸部が下降するのは子宮脱、後腟円蓋の膨隆は腸瘤、直腸が腟後壁を押し出すのは直腸瘤で、いずれも本例の病態とは異なります。