状況設定問題
助産師国家試験 第108回 問96
96 / 110
A さん(36 歳、初妊婦)は、夫 B さん(44 歳)と 2 人暮らしである。妊娠 15 週 3 日 の妊婦健康診査で来院した。妊娠経過は順調である。診察時、A さんは頭痛、食欲 不振、疲労感、不眠を訴えた。さらに、助産師に「妊娠は、夫が強く望んでいたんで す。実の母との関係はうまくいっていないので、子育てを手伝ってもらおうとは思っ ていないです」と話した。 妊娠 34 週の妊婦健康診査で、産科医師から A さんに経腟分娩が可能であると説 明された。うつ病については内服治療を継続しており、症状はコントロールされて いる。その後、A さんから「母親学級に参加しバースプランについて知りました。 でも、陣痛の痛みに耐えられるのか、うつ病の薬を飲んでいても、生まれてすぐに 赤ちゃんにおっぱいを吸わせていいのか、イメージできないことが多いです。夫 は、出産に立ち会うことに乗り気ではないみたいです」という訴えがあった。そこ で、担当の助産師は、A さんにバースプランを作成することを提案した。 バースプランを作成するにあたり、助産師が A さんへ情報提供する内容で適切 なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 4
「分娩室で、赤ちゃんにおっぱいを吸わせることができます」
多くの抗うつ薬は母乳中への移行が少なく、内服中でも授乳が可能とされており、分娩直後の早期母子接触や吸啜も状態が安定していれば行えます。バースプラン作成にあたり、この点を具体的に情報提供することでAさんの不安を軽減できます。夫は立ち会いに乗り気でないため協力を必須と伝えるのは負担となり、うつ病は無痛分娩の禁忌ではありません。分娩中に眠らないよう工夫する必要もなく、休息はむしろ推奨されます。