状況設定問題
看護師国家試験 第108回 問112
112 / 240
A さん(37 歳、女性、会社員)は、1人暮らし。11 月に経理部へ異動となった。新 しい人間関係と慣れない仕事で帰宅後も緊張が取れず、眠れない日が続いていた。異 動から3週目の朝、会社のエレベーターに乗ると、息苦しさ、動悸からパニック発作 を起こした。その後も不眠とパニック発作が出現したため、異動から2か月後、精神 科クリニックを受診し、パニック障害と診断された。主治医からは、短時間型の睡眠 薬と選択的セロトニン再取り込み阻害薬〈SSRI〉が処方された。また、職場の協力を 得て仕事量の調整をしてもらうことになった。受診から5日後、A さんから「昨日の 朝から気分が悪くなり、下痢をするようになった」と電話があった。 受診後のA さんの状況に対する看護師のアセスメントで適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 4
SSRI の副作用〈有害事象〉
SSRIは投与初期に消化管のセロトニン受容体が刺激されることで、悪心・嘔吐、下痢などの消化器症状が高頻度に現れます。多くは1〜2週間で軽減する一過性の副作用であり、服用開始から数日というタイミングとも一致します。短時間作用型睡眠薬の持ち越し効果では眠気やふらつきが主体で下痢は説明できません。