状況設定問題
看護師国家試験 第111回 問221
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A さん(83 歳、男性)は妻(81 歳)と2人暮らし。息子夫婦は共働きで同市内に住ん でいる。A さんは自宅の廊下で倒れているところを妻に発見され、救急搬送された。 A さんは右上下肢に力が入らず、妻の声かけにうなずくが発語はなかった。頭部 CT で左中大脳動脈領域の脳梗塞と診断されたため救急外来で血栓溶解療法が行われ、入 院となった。血栓溶解療法による治療後2週。A さんは右上下肢麻痺、失語などの 後遺症があるが、自宅への退院を希望したため、機能訓練の目的で回復期リハビリ テーション病棟に転棟した。転棟後1日。A さんはベッドから車椅子への移乗動作 の訓練を始めたが、健側の下肢筋力が低下しているため、立位のときにバランスを崩 しやすい状況である。 A さんは妻や看護師との話の内容は理解しているようだが、返答の際に言葉を 間違えてしまうことや言葉がなかなか出てこないことがある。 A さんへの看護師の対応で適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 1
A さんの言葉を推測しながら話す。
話の内容は理解できているが言葉が出にくく言い誤りがある状態は、運動性(表出性)失語に近い症状です。言おうとしている言葉を推測しながら確認し、はい・いいえで答えられる問いかけや絵・文字の活用などで表出を助けます。誤りをその都度訂正することは自信の低下を招き、話題を変えることは意思表出の機会を奪います。聴力の問題ではないため大声で話す必要はありません。