一般問題
歯科医師国家試験 第111回 問87
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60歳の女性。下顎右側小臼歯部の腫脹を主訴として来院した。2年前から自覚 していたが、そのままにしていたところ緩徐に腫脹は増大したという。腫脹は骨様 硬で、下唇の感覚異常は認められない。生検を行ったところ、内部は軟らかい組織 が充満していた。初診時の口腔内写真(別冊No. 31A 、エックス線画像(別冊No. 31B 、CT(別冊No. 31C 及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No. 31D を別 に示す。 適切な治療法はどれか。1つ選べ。




正解と解説
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正解 c
下顎辺縁切除
緩徐に増大する骨様硬の顎骨腫脹で、エックス線・CTで多房性の透過像と皮質骨の膨隆を示し、内部が軟らかい組織で満たされ、病理組織像で柵状配列した円柱状細胞と星状網様の細胞胞巣を認める所見はエナメル上皮腫に合致します。再発率が高いため、下顎下縁の連続性を保ちつつ十分な安全域をとる下顎辺縁切除が適切です。開窓や皮質骨除去のみでは再発の危険が高く、良性腫瘍であるため抗癌剤や放射線治療の適応はありません。