一般問題
歯科医師国家試験 第111回 問83
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72歳の男性。義歯の動揺に伴う咀嚼困難を主訴として来院した。7年前に上顎 部分床義歯を製作したが、咀嚼時の義歯の変位が著しくなってきたという。検査の 結果、残存歯には問題がなかったため新義歯を製作することとした。初診時の口腔 内写真(別冊No. 28 を別に示す。 義歯の設計時に考慮すべきなのはどれか。3つ選べ。

正解と解説
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正解 c, d, e
粘膜支持の活用 / 把持作用の強化 / 歯軸方向への機能力伝達別 冊No. 28
遊離端欠損を含む部分床義歯では、支台歯への過大な側方力を避けつつ義歯の変位を抑える設計が必要です。欠損部顎堤による粘膜支持を積極的に活用し、レストの適切な設定で咬合力を支台歯の歯軸方向に伝達し、拮抗腕や大連結子による把持作用を強化して側方への動揺を防ぎます。維持作用のみを強化すると支台歯への有害な牽引力が増し、緩圧機構は現在では義歯の動きを増やす面もあり第一に考慮すべき事項ではありません。