一般問題
歯科医師国家試験 第117回 問339
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76歳の男性。飲み込みづらいことを主訴として来院した。3年前に脳梗塞を発 症し、回復期病院でリハビリテーションを行ったが、現在も片麻痺が残存している という。食形態はミキサー食であり、液体にはとろみをつけていないがむせること なく全量を摂取しているという。初診時に行った口腔機能検査では異常値が認めら れなかったため、嚥下造影検査を行うこととした。液体嚥下時の嚥下造影検査の画 像(別冊No. 21)を別に示す。 嚥下時に推奨される代償的アプローチはどれか。1つ選べ。

正解と解説
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正解 a
頸部回旋
嚥下造影画像では片側の梨状窩に造影剤の残留が認められ、咽頭のクリアランスに左右差がある状態です。この場合は残留側(麻痺側)へ頸部を回旋させることでその側の梨状窩を狭め、食塊を健側の通り道へ誘導でき、残留と誤嚥を減らせます。頸部伸展は気道が開き誤嚥を助長するため避けます。むせなく全量摂取できていることから、とろみ付与の必要性は高くありません。