実務
薬剤師国家試験 第102回 問267
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58歳男性。手術不能の直腸がんと診断され、以下に示すレジメンに従った 化学療法を施行することとなった。 (レジメン) 1日目 2日目 3日目 ベバシズマブ 5mg/kg (90分で点滴静注) ↓ イリノテカン塩酸塩水和物 150mg/m2 ↓ (120分で点滴静注) レボホリナートカルシウム 200mg/m2 ↓ (120分で点滴静注) フルオロウラシル 400mg/m2 (5分で静注) ↓ フルオロウラシル 2,400mg/m2 → → → (46時間で持続静注) (持続静注終了) 2週間を1クールとする 前問の遺伝子診断の結果、酵素活性の低下を伴う遺伝子型であることが判明し た。この患者の治療上、注意すべき内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
正解と解説
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正解 4
イリノテカンの副作用発現
UGT1A1はイリノテカンの活性代謝物SN-38をグルクロン酸抱合により不活化・解毒する酵素であり、この酵素活性が低下する遺伝子型を持つ患者ではSN-38の血中濃度が上昇し、重篤な好中球減少や下痢などイリノテカンの副作用が強く発現するリスクが高まる。ベバシズマブやフルオロウラシルの代謝はUGT1A1と直接関連しないため、注意すべきはイリノテカンの副作用発現である。