薬剤
薬剤師国家試験 第103回 問176
176 / 345
高分子の構造と性質に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 2, 4
分子量が均一なあるタンパク質が溶媒中で会合することなく分散しているとき、その数平均分子量と質量平均分子量は等しい。 / 良溶媒中の高分子は、分子が伸びた形状をとりやすくなるため、溶液の粘度は高くなる。
分子量が均一なタンパク質が会合せず分散している場合、分子量分布の広がりがないため数平均分子量と質量平均分子量は等しくなり、また良溶媒中では高分子鎖が伸びた形状をとりやすく分子鎖の絡み合いや排除体積効果によって溶液粘度が高くなるため、これらは正しい。誤りとなる選択肢では、合成高分子は重合度に分布があるため一般に分子量は均一ではない点、高分子の物性は同じ単量体でも分子鎖の長さ(重合度)によって変化する点、核酸の二重らせん構造は2本の鎖の間(分子鎖内ではなく鎖間)の水素結合によって形成される点で、実際の性質と異なっている。