生物
薬剤師国家試験 第104回 問224
224 / 345
7 歳女児。卵アレルギーがある。小学校で給食を食べた直後、女児が異常 を訴えた。ゼーゼーとした呼吸音(喘鳴)、皮膚の赤み、唇とまぶたの赤みを担任 教諭が確認し、アドレナリン注射液(エピペン®注射液)を投与して、その後の適 切な対応により改善した。この女児が引越しに伴い転校することになり、転校先の 学校に母親より女児の受け入れ後の対応について相談があった。 この女児の症状を引き起こした生体内反応として、最も適切なのはどれか。1つ 選べ。
正解と解説
表示する
正解 3
肥満細胞上の抗体(IgE)に卵由来のアレルゲンが結合して、肥満細胞の活性化を引き起こし、ケミカルメディエーターが放出された。
食物アレルギーによるアナフィラキシーはI型アレルギー反応であり、肥満細胞表面に結合したIgE抗体に卵アレルゲンが架橋結合することで肥満細胞が活性化し、ヒスタミンなどのケミカルメディエーターが放出されて喘鳴や紅斑などの症状を引き起こす。IgGやIgMを介する免疫複合体形成(III型)やT細胞を介した細胞性免疫反応(IV型)は、このような即時型の症状発現の機序とは異なる。