生物
薬剤師国家試験 第104回 問217
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78 歳女性。体重 45 kg。骨粗しょう症、うつ病及び不眠症のため下記の処 方薬を服用していた。最近、食欲がなくなり、とても体がだるいとの訴えを聞いた 家族が、この女性を通院中の病院に連れて来たところ、そのまま入院となった。 (処方) アルファカルシドールカプセル 0.5 ng 1 回 1 カプセル( 1 日 1 カプセル) 1 日 1 回 夕食後 30 日分 パロキセチン錠 10 mg 1 回 3 錠( 1 日 3 錠) 1 日 1 回 夕食後 30 日分 ゾピクロン錠 10 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 就寝前 30 日分 入院時の検査の結果、低ナトリウム血症、低浸透圧血症、尿中ナトリウム高値、 高張尿が見られた。しかし、脱水症状は無く、腎機能及び副腎皮質機能が正常であ り、上記以外の疾患はなかった。その結果、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群 (SIADH)と診断された。診断した医師から薬剤師に薬学的管理について相談が あった。 19 この患者の検査結果で見られた異常の原因として適切なのはどれか。1つ選べ。
正解と解説
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正解 2
腎臓の集合管での水分の再吸収の促進
ADH(バソプレシン)は腎集合管のV2受容体を介してプロテインキナーゼA経路を活性化し、アクアポリンの発現を促進することで水の再吸収を促進する。この患者ではSIADHによりADH作用が過剰となり、集合管での水再吸収亢進が低ナトリウム血症・低浸透圧血症の原因となっている。選択肢のプロテインキナーゼA活性阻害はADH作用と逆の機序であり、ヘンレループでの現象は本病態と直接関係しない。