病態・薬物治療
薬剤師国家試験 第106回 問303
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67 歳女性。身長 160 cm。10 年前に右乳がんに対し乳房切除術を施行し た。術後 3 年で骨転移し、経年的に肝、肺にも転移した。骨転移が見つかってか ら、全身化学療法を実施し、現在はエリブリンによる七次治療中である。 7 日前に エリブリンの 5 サイクル目( 1 サイクル:day1 と day8 投与、day15 休薬)の day1 の投与を行った。その後、倦怠感の出現、食欲の低下、歩行困難の進行が認 められ、本日、入院となった。疼痛の訴えはない。 7 日前と本日の体温、体重、主 な検査値は下表のとおりである。 体温・体重・検査値の推移 7 日前 本日 体温(°C) 36.3 38.7 体重(kg) 42.6 40.1 好中球数(/nL) 820 440 CRP(mg/dL) 2.5 20.4 この患者は、がん悪液質が進行していると考えられた。この患者の病態に関する 記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。
正解と解説
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正解 5
総エネルギー消費量が増加している。15
がん悪液質では全身性の炎症や複合的な代謝異常により、筋肉量の減少やパフォーマンス・ステータスの低下が進行する。しかし総エネルギー消費量は必ずしも増加するわけではなく、疾患の進行に伴いむしろ変化しない、あるいは低下することが多いため、選択肢5の記述は誤りである。